【バイザー株式会社】すぐメールニュース vol.05

2016年09月配信

バイザー株式会社 すぐメールサポートチームの近藤です。
日差しの和らぎと夜鳴く虫の声に秋の気配を感じる季節となりました。
夏の賑やかさから、何となく人恋しくなる秋の夜長には、誰かに手紙を
書き綴るのも良いものです。
今回は、私たちが日々利用している「メール」の歴史などについて
お伝えしたいと思います。

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もくじ
1.特集『メールにまつわるエトセトラ』
◎手紙の歴史
◎電子メールの歴史
◎顔文字の歴史
◎コミュニケーションツールの変化
◎電子メールの利便性
◎電子メールの終焉はくるか!?
2.編集後記

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■1.特集『メールにまつわるエトセトラ』
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◎手紙の歴史

少なくとも、紀元前2000年頃には、エジプトとメソポタミアには
すでに郵便制度が存在しており、紀元前300年代頃のエジプトでは、郵便局の様な
施設がナイル川沿いに常設されていた様です。
2014年には、1800年前の名もなきエジプト人が書いた手紙が発見・解読され、
庶民にも手紙が普及していたことがニュースになりました。
日本では、薄い木の板に墨と筆で文字を書いた木簡を伝達の手段として用いていましたが、
紙の製法が海外から伝わってきてからも、紙が高級品だったことや耐久性の問題から、
木簡や木札が併用されていました。
江戸時代には交通基盤の整備と飛脚制度の発達により、紙を用いられる場面が多くなり、
公家や大名だけでなく、武家・町人も書簡のやりとりができる様になりました。
日本で郵便制度が施行されたのは1871年で、東京〜大阪間を3日と6時間で届けられる様に
なり、翌年には郵便網が整備され、日本全国どこへでも定額で郵便物を届けることができる
制度の基礎ができあがりました。

◎電子メールの歴史

1960年代に電子メールの様な仕組みができ、同じ大型コンピュータを利用する
ユーザ同士の連絡やコミュニケーションが可能になりました。
1971年にレイ・トムリンソン氏が構築した電子メール送受信システムにより、初めて
2台の大型コンピュータ間で電子メールの送受信に成功しました。
世界初の電子メールメッセージは「QWERTYUIOP」というキーボードのキーを
順番に打ち込んだ文字列だったそうです。
トムリンソン氏はさらに電子メールアドレスを「ユーザーネーム@ホスト名」で統一
するルールを考案した人物としても知られています。
技術の進歩と通信規格の標準化により、送受信の不安定さや不具合などが解決され、
遠隔地であっても郵便配達よりも速くメッセージ交換ができる電子メールは、現代では
無くてはならない通信手段となっています。

◎顔文字の歴史

親しい人とのやりとりで、よく使われるのが顔文字です。
テキストのみで感情を表現するのが難しい電子メールでも相手に自分の喜怒哀楽を
視覚的に伝えられ、非常に便利です。
ご存知の方が多いかもしれませんが、顔文字には日本式と欧米式があり、
ルーツも表現方法も違いがあります。
欧米式は「スマイリーフェース」と呼ばれ、1982年9月19日に電子掲示板に入力された
「:-)」が最初なのだそうです。さかのぼれば19世紀にはタイプライターで「;)」という
顔文字がすでに使われていたということですから、文化として根付いていたのかもしれません。
日本では1986年6月20日に若林泰志(ハンドルネーム:わかん)氏がパソコン通信
「アスキーネット」の電子掲示板で自分のサインがわりに使用した「(^_^)」が
初の顔文字と言われています。 そこから様々な表情をした顔文字が作られ、
あっという間に広まっていきました。
現在では海外でも日本式の顔文字を使うユーザーが増えているそうです。
絵文字はバリエーションを増やし、SNSではスタンプに形を変え、今なお
多くのユーザーに使われ続けています。

◎コミュニケーションツールの変化

スマートフォンの普及と同時にシェアを広げているのが、SNSです。
メールアドレスがなくても、アカウントさえあればメッセージのやりとりはもちろん、
音声通話やテレビ電話が利用できるサービスもあります。
電子メールでは対1人または複数人に送り、個別に返事が返ってきますが、多くのSNSでは
グループの中でチャットの様に発言をテキストやスタンプで共有できます。
インターネット上の空間が限りなく「リアル」に近づいているSNSならではの便利さが
ある反面、未読のままで放置されたり、既読後に返事がないことがお互いストレスになる、
共感コメントの強要などが、いじめなどのトラブルに発展する問題がしばしば取り上げられます。
最近では「SNS疲れ」という言葉も聞かれ、適度な距離感を持った付き合い方を改めて
ネットリテラシーも含めて、子ども達に教えていく重要性が叫ばれています。

◎電子メールの利便性

東日本大震災では、SNS上で情報の錯綜やデマの拡散があり、一刻も早く伝わらなければ
ならない情報が埋もれてしまい、うまく伝わらなかった、という事がありました。
先の熊本地震でも、震災後に情報収集を行った佐賀県庁職員の方が、SNSに関して、
古い情報がいつまでも出回ることで支援物資が過剰に届いてしまうことや局地的な情報が
クローズアップされすぎることを問題として指摘しています。
電子メールであれば、自治体あるいは関連団体のメールアドレスから配信されますので、
発信元が確実な情報が届きますし、必要な情報を見逃すこともありません。
また、SNSでは文字数の上限が少なめに設定されていることがあり、場面によっては
文字数が足りなくなることもありえます。
SNSでメッセージを発信する利点もありますので、電子メールと併せて多重的に、
また場面に応じて使い分けていくことで、効果的に情報を届けることができます。

◎電子メールの終焉はくるか!?

SNSが便利になり注目されると、この話題がクローズアップされます。
確かに、SNSは便利なコミニュケーションツールとして利用者数も増加しています。
しかし、メールは整備された規格であり、対してSNSは企業の持ち物です。
固定電話が携帯電話に取って代わられても「電話」という規格自体は有効な通信手段として、
まだまだ続いているのと同様で規格である以上、終焉は当分先の話ではないでしょうか。

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■2.編集後記
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今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
郵便が発達していなかった時代、手紙とは思いを馳せながら、確実に届く保証はない
小さな紙に熟考した言葉を書き連ねるものでした。
伝えたいという人の欲求は新しいシステムと共に距離が短くなり、現代では即時に
確実に伝達できるツールとなっています。
しかし、一方で距離が近すぎるが故の問題も起きています。
メッセージを受け取った相手を思いやることは、時代を問わず本質的なものでしょう。
発信する言葉の重みをもう一度、見つめ直してみたいと思います。

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