【バイザー株式会社】すぐメールニュース vol.07

2017年02月配信

バイザー株式会社 すぐメールサポートチームの菱沼です。
今年最初の配信となる今回は、数日後に控えている「節分」についてです。
謂れなどは意外と知らないけれど、馴染みのある風習のひとつですが、
豆だけにちょっとした「豆」知識として読んでいただければ幸いです。

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もくじ
1.特集『これで今年の運気UP!? 豆まきだけが節分じゃない』
◎節分の歴史
◎恵方巻きについて
◎鬼にまつわるモノたち
◎ふるさとの節分を見てみよう
◎まとめ
2.編集後記

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■1.特集『これで今年の運気UP!? 豆まきだけが節分じゃない』
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◎節分の歴史

「節分」とは、そもそも立春、立夏、立秋、立冬の前日を指す言葉でした。
旧暦とも呼ばれる太陰暦では立春を年の始めと定めていたため、立春の前日を
節分として、特別な日として扱いました。
では何故、豆をまき、鬼を追い払うのでしょうか。
平安時代初期に描かれた史書「続日本紀」によれば、706年には「追儺(ついな)」
という儀式が中国から伝わり、宮中行事として行われたと書かれています。
追儺とは「鬼やらい」とも言われ、季節の変わり目に生じた邪気(=鬼)を追い払う儀式です。
最初は、鬼を払う役人が集団で宮中を清めて回る儀式でしたが、9世紀頃に追い払う側だった
役人が鬼として追われる様になりました。
豆をぶつけて鬼を追い払うのは、その昔、鬼の目を炒り豆で退治したという伝説が
由来とされ、また豆を鬼の目にぶつける「魔目」、鬼を滅する「魔滅」が転じて、
鬼に豆をぶつけることで無病息災を願う意味があります。
江戸時代にはこの風習が民衆にも広まり、今日の様な慣わしとなりました。

◎恵方巻について

日本全国で認知されつつある恵方巻ですが、もともとは「丸かぶり寿司」「節分の巻きずし」
「幸運巻寿司」などと呼ばれていたものを大手コンビニ店が全国発売にあたり、商品名に
「丸かぶり寿司 恵方巻」と採用したことにより広まったとされています。
大阪の風習で、その発祥は諸説紛々あり、信憑性は定かでありませんが、
江戸時代末期から始まったとする説が多いようです。
節分の日に、その年の恵方に向かって太巻きをまるかじりすると縁起が良いとされていますが
恵方とは、陰陽道で言う歳神様のいるとされる方角で、その年の十干によって決まるそうです。
ちなみに今年の恵方は”北北西やや北”(北を0時として11時30分の方向)となっています。

◎鬼にまつわるモノたち

鬼は「丑寅(北東)」の方向からやって来る、と言われます。
この方角はそのままズバリ「鬼門」と呼ばれ、昔の人は気を配っていました。
有名なのは京都御所の築地塀で、北東にある角をわざと内側にへこませていることからも
当時の人達の鬼に対する畏怖や思想が伺えます。
また、鬼といえば二本の「角」と「縞模様の腰巻き」という姿を思い浮かべることが
多いのではないでしょうか。
この独特な特徴もまさに「丑(うし)の角」と「寅(とら)柄の腰巻き」であり、
「鬼門」の方向との関連を暗に示しています。
そんな鬼ですが、弱点もあります。
先に述べた、豆以外にも「桃」「柊鰯」など様々です。
桃は中国では神様や仙人に力を与える樹木・果実であり、邪悪なものを払う植物とされてきました。
日本でも「古事記」に桃で鬼女をはらう物語が描かれていますし、むかしばなしの「桃太郎」は
桃から生まれた桃太郎が鬼を倒す、まさに桃の力を象徴している物語と言えます。
では「柊鰯」はどうでしょう。
「鰯の頭も信心から」という言葉がありますが、これは「柊のとげ」で鬼の目を突き、
「臭い魚の匂い」で追い払うことが由来となり広まったもので、日本最古の日記文学と言われる
「土佐日記」にも記されていることから、少なくとも平安時代には行われていた様です。
現在では柊鰯の風習が残っている地域によって、謂れや飾り方などの特徴が出ており、より効果的に
鬼を追い払うための創意工夫が感じられます。

◎ふるさとの節分を見てみよう

ここではサポートチームメンバーから寄せられた、ふるさとに伝わる節分の様子をいくつかお伝えします。

・岐阜県揖斐川町 谷汲山華厳寺
地元にある谷汲山華厳寺では毎年2月3日に厄よけ祈願の法要と無病息災の豆まきが行われます。
この時期、仁王門前には高さ4メートルもある鬼が立っており、その股をくぐると厄払いになると言われ、
多くの参拝客で賑わっています。今年は私も厄払いに行ってきたいと思います!

・広島県備後地方 備後一宮吉備津神社
私の出身は岡山ですが今回、岡山寄りの広島にある備後一宮吉備津神社で行われる奇祭を紹介します。
毎年、2月3日に年男年女が豆まきをした後に、たき火を囲んで「ほら吹き神事」が行われ、自慢のほらを
披露してくれます。この日のために、地元のほら吹き保存会の方がネタを集めているそうで、時事ネタ
など放言おかまいなし、日頃の鬱憤を晴れさせてくれますよ。

・長野県南信地方 事念仏
節分からは少しずれてしまうのですが、毎年節分前後に「事念仏(ことねんぶつ)」という行事があります。
子どもたちだけで太鼓や鉦を手に念仏を唱えながら疫病を払ってまわるという風習です。
家々をまわると家の人からお駄賃をいただけるのですが、子どもたちで話し合いながら行事を
進行していくということで、村での集団生活のしきたりを学んでいける様になっています。

◎まとめ
年の変わり目、季節の変わり目に悪いものを落として、新しい季節を迎えようという気持ちは
いつの時代も変わらないからこそ、「節分」の行事は現代まで続いているものと思います。
この機会に縁のあるお寺や神社にお参りをしたり、2月3日は豆まきや恵方巻きを実践してみては
いかがでしょうか。

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■2.編集後記
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今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
子どものころから何となく豆まきをしていた行事「節分」には、
深い意味や由来があったことを知らなかったですし、調べてみて驚きました。
皆さまの地域では、どんな節分を過ごされるのでしょうか。
よろしければご意見、ご要望のひとつとして、教えていただけると嬉しいです。
ちなみに私は東京で、あるお宅の前を通りかかったときに初めて玄関先に
「柊鰯」を見かけました。
毎年飾っていらっしゃるそうで、東京の下町に脈絡と根付く風習のよさを改めて感じました。
こういった小さな伝統文化も、大切に引き継いでいけるといいですね。
最後に、節分の豆まきと併せて、歳の数だけ豆を食べて一年の健康を願う方も多いでしょうが、
小さなお子さんが誤嚥により豆を気管に詰まらせる事故も多いとのことですので、
気を付けて節分を楽しくお過ごしいただければ幸いです。

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