すぐメール

静岡県藤枝市様

デジタルとアナログを組み合わせた防災情報の発信と、防災アプリの効果的な活用で「逃げ遅れゼロ」を目指す。

        

CLIENT PROFILE

ご担当者名

大規模災害対策課 山西 快生様

人口数

約14万人

2023年2月時点

静岡県のほぼ中心部に位置し、静岡市の南西部に隣接する藤枝市。人口約14万人と静岡県内でも上位に入る多さで、志太平野が広がるエリアが都市部となっています。北部には山が多く、大井川や瀬戸川をはじめとした河川も多い地域で、土砂災害対策にも力をいれています。
市として「逃げ遅れゼロ」をスローガンに防災対策に取り組む大規模災害対策課の山西様にお話を伺いました。

- 「すぐメールPlus+」および「藤枝市防災アプリ」をどのようにご活用いただいていますでしょうか。

大規模災害対策課として、主に防災情報や避難情報などを一斉配信するために活用しています。藤枝市は山に囲われているため、土砂災害のリスクが高い地域です。そのため、避難指示を出すことが多く、切迫性を踏まえつつ、わかりやすい文面になるように気をつけながら配信しています。
それ以外にも、浜岡原発が約30キロ圏内にあるため、原子力災害が発生した場合に備えて、日頃から多くの市民の皆様が避難情報などを市公式LINE、メール、防災アプリで受け取れるように取り組んでいます。
また、防災情報以外にも、イベント情報や税に関する情報、マイナンバー関連の情報を配信しています。これらの情報は担当の課ごとに内容を作成し、広報課が内容を確認した上で配信する運用とすることで、市民に正しく情報が伝わるようにしています。

- 「すぐメールPlus+」および「藤枝市防災アプリ」を導入して良かった点を教えて下さい。

例えば避難指示を出す場合、さまざまなメディアに対して迅速かつ正確に情報を届ける必要がありますが、災害時には配信にまで手が回らないこともありました。「すぐメールPlus+」導入後は、それらのメディアに一斉配信できるため、配信漏れもなくなり助かっています。 また、藤枝市では各自治会に「自主防災会長」がいらっしゃるのですが、以前はその方々に職員が手分けして電話し、災害情報などを伝えていました。防災においては自治会内の共助が大切なため、自主防災会長への電話連絡は非常に重要ですが、約200名の自主防災会長への電話連絡にはかなりの時間がかかっていました。今は、「すぐメールPlus+」の特定会員配信機能を使って一斉架電ができるようになりました。この機能を使うと、自主防災会長の氏名を自治体で登録ができ、その方々を指定して配信できるのでとても便利です。おかげで電話連絡が早くなりました。
電話以外にも、耳の不自由な方に対してはFAXで、目の不自由な方には防災アプリによるサイレン通知や読み上げ機能を使って情報を届けています。
藤枝市では「逃げ遅れゼロ」をスローガンに取り組んでいますので、デジタルとアナログの配信を併用して、市政にあった対応ができるのは良いと思います。

- 今後、「すぐメールPlus+」および「藤枝市防災アプリ」をどのように活用していきたいとお考えでしょうか。

まずは防災アプリの登録者数を増やしていきたいと考えております。現在はLINE会員も増えていますが、先にも述べたような音声読み上げなどは防災アプリでしかできない機能です。そういった方にも確実に情報を届けられるような環境作りをしていきたいと思います。
それ以外には、災害時に避難所を開設する際の避難者登録などもアプリでできるようになると良いと考えています。現在は紙ベースで避難者登録をしていますが、これらもデジタル化していけると良いと思います。

導入製品

貴重なご意見まことにありがとうございました。