私たちは大島という場所に住まいを作り暮らしています。
大島は海あり山あり美しい花々があり、変化にとんだ四季を感じる事が出来るすばらしい故郷だと思っています。毎年観光客もたくさん訪れます。
しかし、その反面、非常に災害が多い土地でもあります。毎年大きな台風が大島の付近を通過する事は多々あります。その度に、大なり小なり被害があります。
そして、もうひとつ島民みんなが気にかけている不安な事があります…。それが三原山です。現在も活動を続けていて、1986年の大噴火以来、次、いつまた噴火するか気にかけて暮らしています。
そんな折に、大変大きな勢力を持った台風26号が大島にやってきました。
被害は想像を超える甚大なものでした…。テレビなどでの報道でもご存知の通り大雨による土砂災害です。
学校では安否確認がとても困難になりました。電話がほとんどつながらない状況が続き、確認作業が難航しました。
その日以来、有事の際に保護者様へ情報伝達する方法と安否確認の方法で、電話以外に何かよいツールはないか?私たちは本当に真剣に考えなければいけないと思いました。
その私たちの想いが、高速一斉メール配信システム「すぐメール」との出会いのきっかけであったと思います。
私たちはインターネットを使用してメールが出来て、安否確認がとれる、メール配信のシステムを探しました。その中で気になった何社かから見積りを取りま した。無料のものもあったのですが、広告が入るなどの理由で、無料のものは選定から外しました。
残った有料のサービスの中で「すぐメール」を選んだ一番の理由は、サポート体制が整っているという所です。
私たちが住んでいる大島は、島という土地柄、船か飛行機でなければ行く事が出来ません。遠隔でのサポートが余儀なくされる状況なのです。それでいても会社の信性、「すぐメール」の導入実績からみても、トータル的なサポートをしていただけると思い、バイザーの「すぐメール」というサービスに決めました。
もちろん1番期待している事は、有事の際に素早く確実に情報を伝えるということです。安否確認が行える事が1番重要になります。平時の利用にも便利ではありますが、やはり有事の際に素早く確実に情報伝達出来るという所です。
前日の台風説明会に出席し、台風通過は早朝であるという予報だったので、次の日の休校ということを保護者様に伝達致しました。
今回の台風26号は想像を超えかなりの被害が出ました。
当日は避難勧告が発令されていませんでした。
自治体としては、避難勧告発表に関しては相当にデリケートになりがちです。しかし、今回の件で、そんな事よりも、島民の命をひとりでも多く守る事が1番重要であるという事を痛切に学びました。
翌日の朝から学校職員が児童153人に対して一人一人電話をかけて安否確認を行いました。それだけで何日も費やしてしまいました。
幸い、児童の生命は無事でしたが、土砂災害で家屋に被害を受けた児童も少なくありませんでしたし、保護者が行方不明となっている子もいました。
大島は台風がよく通過する場所なので、島民は台風には慣れています。しっかり戸締まりして、家の中で台風が通過するのを待つのがそれまでの常識でした。しかし、常識は簡単に覆されました。
避難するか否か?避難をするにしてもどこに避難するのか?刻一刻と変わる状況の中、素早く確実に情報を伝えなければならないという事。情報伝達の重要性について身をもって学んだと思います。電話だけでは様々な災害には対応出来ないという事実を身を持って知った機会でありました。
緊急事態の発生時は、いかにして瞬時に正確な情報を保護者へ伝えていけるかが重要です。
東日本大震災の発災時は電話の繋がりも悪く、保護者の皆さまへ学校と子供たちの状況を十分にお伝えすることができなくなってしまった教訓から、その想いはますます強くなりました。
そこで、杉並区ではメールを利用した緊急時の連絡手段を新たに導入しようと検討を開始し、平成24年7月からお子様をお預かりしている区立施設のすべてで、「すぐメール」の導入を行いました。
緊急時の連絡体制に「すぐメール」を活用しています。
緊急時に限られた電話回線で多くの保護者の方に連絡を行うことは不可能ですが、メールは1度の操作で瞬時に正確な情報を伝えることができます。
また、日ごろからメールアドレス変更時の再登録漏れの防止や災害時の受信にも慌てることのないよう、訓練メールの配信を行っています。この訓練メール配信には、職員の負担を軽減しつつ定期的に行えるよう「予約配信機能」を活用したり、休校などの急なお知らせや保護者への連絡事項の発信等を行うなど、利用範囲を積極的に拡大している学校もあります。
緊急時のメール配信でも操作が簡単でわかりやすく、あらかじめ登録していたテンプレートを選択し送信することができるため、迅速に連絡をすることができます。
また、送信状況の確認や各種集計をリアルタイムで行うことができ、未読の保護者に対するメールの再配信を行うこともできます。
なによりも動作が軽く、1分1秒を争う緊急時に滞りなく迅速な情報伝達が可能であることを高く評価しています。